年始から、家族のことを続けて書きました。ここ2、3年、年齢的にも、プライベートでも介護の話しを聞くようになり、家族との関わりが、また今までと違うものになっていることを感じています。仕事では、要介護の方、デイサービスにも5年ほど定期的に訪問セラピーを行っています。こちらでは介護される側からの話を聞いていて、考えさせられることが多くあります。

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技術的な部分はもちろん必要ですが、熟すことよりももっと深いところでの関わりは、とても大切だと感じます。家族だからこそわかる部分もありますが、身近な人だから難しいことがありますよね。

アドバイスできることはあっても、感情の部分って、思う通りにはなかなかいかないものです。やはり行き着くところは、話を聞く事。認めること。そして整体師としては、触れることもとても影響力があることを実感しています。

スキンシップ、手当て、手の温もりの効果

介護職の方向けのセミナーを開催させてもらったときも、手のひらセラピーに興味を持ってくださった方がたくさんいらっしゃいました。触れることの安心感。スキンシップは、介護される側だけではなく、する側も同じように気持ちが安定するという効果があります。皆さんもそれは理解されてるから、必要性を感じてくださったのだと思います。

毎日の時間に追われる中で、どのように寄り添っていけるのか。ほんの少しだけでも、耳を傾ける時間を作ること。優しくハンドマッサージ、フットマッサージをしながら、自然とそういう時間を取ることもいいかもしれません。手当て、手のぬくもりは、お互いが心身ともに癒される時間になるはずです。