痛みの原因は意外なところからだったり、けっこう単純なことだったりする場合もあります。
不安な気持ちが作り出すものによって、自分の中でマイナスな方向に。そしてそれが現実のように作り上げられていく。ひとりで悩まず、打ち明けてみることで、モヤモヤが晴れてくるかもしれません。
痛みの原因を探るところから
痛みには必ず原因があります。その根本に気づいてもらえるように、しっかりと施術前にカウンセリングを行います。
今回も痛みが起こり出した時期、そこからの日常の変化をお伺いしていくうちに見えてきたものがありました。体の使い方が原因で痛めたのであれば、施術だけでなく、その根本をどう変えていくかです。
すると体が回復すれば、体の使い方を変えていくと今の痛みが起こることがなくなるはずです。施術を続けていただいて、しっかりと痛みが起こらないようにしていくところまでおつきあいしていきます。
間違いに気づいて正していく。それはとても単純なことのようでも、知らない方が本当に多いです。
快適に過ごす正しい体の使い方とは
子どもとき、体の正しい使い方を学んだ方って少ないのではないでしょうか。きっと自身の感覚で動き、それがクセとなってそのまま続けている方がほとんどだと思います。
たとえば、運動神経のいい方は、上手な人のスポーツをしてる人の動きをみて、そのままその動きができるといいます。そうすると同じように上手にできるということなんですね。見たままの形を、そのまま自分ですることって、当たり前のようでできないことがあります。
自分自身がどんな姿勢で立っているのか、歩いているとき、座っているとき、起き上がるとき、日常の単純な動作を含めて、掃除のとき、キッチンに立っているとき、また、パソコンをしているときや車の運転のときなど、どんな体の使い方をしているか、意識されたことはあるでしょうか。
私と同じ施術者の人であれば、負担のない姿勢で施術できているでしょうか。セラピストの方の背中、腰の痛みで来られる方もいて、施術するから仕方ないと思われてる方が多いのも驚かされます。
まずは、正しい体の使い方を知り、痛みの起こらない生活で、もっと快適に過ごしてほしいと願っています。
「体の痛み=鍛えれば治る」は正解か。体の使い方を知れば、これが正しいのか、間違いなのかにも気づくことができます。