当院にも、病院では原因がわからないと言われたというお客様が多く来られます。いわゆる未病というものです。未病については、後半で説明しますが、やはりまだまだ西洋医学と東洋医学の隔たりを感じることが多く、根本的な考え方の違いを知ってもらいたいと思います。

西洋医学と東洋医学は、病気に対する認識が異なります。だからこそ、融合することは未病で悩んでいる方の助けとなり、完治への道が広がるのではないでしょうか。

西洋医学と東洋医学との共存を実現する

30代の頃、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)から髄膜炎になり入院したことがあります。長期間の発熱に体力が落ち、微熱と頭痛が改善できず入院が長引きました。そんなときに薦められたのが、東洋医学の治療への移行でした。このような状況はきっとめずらしく、私は恵まれていたと思います。その状態で退院になれば、どうすればいいかわからないまま症状はなかなか改善できず、苦しい状態が続いたことでしょう。体力が落ちている状態では治る力も落ちてしまいます。そういうときに自然治癒力を高める東洋医学は、私にとって有効だったのです。たまたま担当医師が西洋医学だけでなく東洋医学も取り入れる考えをお持ちだったことで助けられました。

解剖研修でみた景色

中国で見学した病院では、推拿(整体)や鍼灸などが院内に併設してあります。私が描いている日本の病院も、院内に整体、鍼灸が受けられるというものです。西洋医学と東洋医学のそれぞれの良さを取り入れて治療することができれば、完治する道が広がるはずです。西洋医学と東洋医学の共存。私の目指しているところです。

東洋医学では、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、手足のしびれ、体のだるさなど、不調が続いているにもかかわらず、病院で検査をしても異常が見つからない状態を未病といいます。病気に近づいている過程で、体が発している警告と捉えて、自覚症状があれば、病気の状態と判断して治療を行います。

一方、西洋医学では、検査で異常がなければ、体の不調があったとしても病気とは判断されず、治療を行わないことが多いです。最近ようやく、東洋医学の考え方も取り入れられるようになってきました。今年2018年1月、今後、世界保健機構WHOで、東洋医学が認定される方針であることも報告されています。

漢方薬や鍼灸など「伝統医療」WHOが認定へ 日本の漢方、地位向上へ

以前のブログでも掲載しています。

西洋医学と東洋医学の連携〜中国の病院でみた景色〜

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