手のひらセラピー(漢方整体)は、中医学の考え方を取り入れています。本人の全身の症状を見るというところが興味深くて、とてもおもしろいと思いました。

自然治癒力を高めて、内から病気を治す

10年ほど前に中国で解剖研修を受けました。病院見学の際に、検診を体験させてもらい、脈診と舌診を学びました。中医学は、望診、聞診、問診、切診の四診で診断をしていきます。その病気の原因から根本的に治していくという考え方です。

体のバランスを整え、自然治癒力が高まることで、自分自身の力で病気を治していくということ。やはりその人の顔色、表情、姿勢など、外見を見ることもとても重要です。

先日来られたお客様は、表情も暗く、かなり疲れたご様子でした。そういうときは、物事の捉え方もマイナスになりがちです。良くないことが続き、どうしても切り替えることができない状態。肌の色も黒く、くすんでいます。そしてお洋服も黒。下着の色を伺うとやはり同じ黒を選んでおられました。

中医学からの感情と内臓の関係

五行から考えると、黒は腎、不安、怖れという感情になります。不安という感情が溢れると、腎に影響するという考え方になります。体の内の状態は、皮膚にも出てきます。このことを少し知っておくと、自分の今の状態を客観的に観察することもできます。

施術後、顔色が明るく、表情も柔らかくなられました。下着の色もピンク、オレンジをおすすめしてみました。

体が変わると心も変わりますし、気持ちが変わると体調も変わるということになります。ポジティブ思考がいいといいますが、なかなかそうなれないときもありますよね。できないときはできない。それを受け入れることも前向きな考え方とも思えます。何かをきっかけに切り替わることができればいいですね。

 

 

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