先日のブログで、「漢方整体って、どういうものですか?」「ボキボキしたり、ゴキゴキ骨を鳴らしたりするのでは?」という質問をよく受けます。ということを書きました。

 

 

普段、優しい施術とは表現していますが、弱いというイメージを持たれることも多いです。私自身もどう表現すれば伝わるかなと思っていたのですが、お客様の表現がなるほどと思いました。

毎月1、2回、施術を受けてくださっているお客様で、いつも、「強くもなく弱くもなく、その加減が気持ちいい」と言ってくださっています。その方はお寿司職人さんでした。シャリの握り方も、硬くても柔らかくてもだめで、長年の手の感覚で握っていたそうです。それも言葉では説明ができないとのこと。握っては食べてを繰り返しで、感覚を覚えていくそうです。そして、「先生の整体もそれと同じやね」と。

ほんとそうかもしれません。強くもなく弱くもなく、です。このお客様がそういう感覚をお持ちだから、漢方整体独特の心地良い感覚をしっかり感じてもらえてるのだなと、とても有り難く思います。

施術の場合は、調子の良くない人は、弱くても痛がる方もいらっしゃいます。強めにしても、物足りないと感じる方もいらっしゃいます。お客様の心身の状態で感覚に違いがあります。私も触れてみたときの感覚を、手と意識で感じています。お客様によって強さも変わりますし、同じお客様でもそのときによっても変わります。その感覚は、頭で考えることではないので、なかなか伝えにくいですが、お一人おひとりに合わせた施術というのは、こういうことです。続けてお越しくださってるお客様は、施術の感覚の違いで、ご自身のそのときの体調にも気づくことができるということにもなりますね。

この表現でもよくわからないかもしれませんが、ぜひ独特な感覚の漢方整体を一度受けてみてください。