病気をどうやって克服するか、本当に周りでも大きな病気を抱えている方がいて、いろいろと考えさせられます。今がどういう状況であろうと、幸せを感じて生きていくためには、今を明るい気持ちでいるためにも、明るい未来だけを想像すること、もしくは、今だけを見つめることなのだろうと思います。自分の少しの経験だけで言えることもたくさんありますが、言葉にするだけなら簡単でしょう、と言われてしまいそうで、躊躇してしまいます。

でも整体師として、伝えていくべきことがあります。何度も書いていることですが、病気と闘うときに一番大切なのは、自分の想いです。こうして言い切れるのは、私自身の経験からでもありますが、長く通ってくださっているお客様から学ぶことがほとんどです。治してもらおうという受け身の気持ちでは、なかなか変化は起きてくれません。もちろんこれは簡単なことではないのかもしれません。

自分の体の感覚に委ねること

私の言葉だけでは、伝えきれていないなと感じることも多いのですが、病名、症状に関係なく、共通していること。深い呼吸ができて、体が緩み、温まる。ここから、心身の健康につながると私は思うのです。自分の体の感覚にゆだねること。がんばることが正しいとは限りません。力を抜くことで、新しい景色が見えてくることもあります。

セルフケアでおすすめしているのが、操体法です。私は、施術と併用して操体法を指導しています。これも施術だけでなく、普段のセルフケアも大切だということを、この10年の中で気づいて取り入れたことです。もちろん、セルフケアだけでもいろいろ方法があります。どれがいいということではなく、自分に合ってると感じるものを取り入れることが一番いい方法だと思います。セルフケアを続けるのにも、ご自身の想いが重要なことの一つ。これは感覚が大切なので、言葉ではなかなか伝えきれません。普段の行動を少し意識するだけで変わる方法です。あまりにも自然なこと過ぎて、気づいていない動きかもしれません。だから併用することも可能ですし、どのような方でも取り入れることができます。たくさん本も出ています。今の状況から抜けたいと思うけれど、どうすればいいかわからない人は読んでみてください。とくに、痛みや違和感がつらい人はぜひ取り入れてみてほしい方法です。当整体院にも何冊か置いています。

操体法治療室ーからだの感覚にゆだねる

驚くほど治癒力を高める操体健康法