心身の不調を感じても、すぐにケアしようとは思わないもの。ご自身で鍛えて直そうとして、痛みが増してきてからようやく当院に来られる方がやはり多いです。

痛みを数値化してみる

当院では、痛みや違和感を数値に表してお話をしています。何もない状態は0、マックスは10ということになります。

例えば腰痛の場合、痛みがなければ腰の存在を意識することはありません。その状態が0ということになります。痛みや張りだけでなく、少しでも違和感があるときはそれを数値にしてみます。それが、1、2であれば、0に持っていくことがはやいこともわかっていただけると思います。反対に10であれば、一度で0にすることは難しいということです。

短期間に何度も通っていただいてももちろんいいですが、できれば、ご自身でのホームケアも取り入れて、施術と併用していただくことをおすすめしています。

左が施術前。緊張が長く続いてバランスが崩れているのがわかります。痛みが気になるのは一部だとしても、全身が硬い状態。それでも緩んでくれると姿勢も変わってきます。

私の感覚では10に近い状態。痛みが他にも広がる前に、普段の生活も意識しながら0に近づけてほしいと思います。

まずは一週間、そして半月、さらに1ヶ月。続けてみて初めて大きな変化に気づくことができます。

呼吸法で可動域を広げる方法

当院でおすすめしてる方法は、痛みがあるときは、鍛えるよりはまずは緩めること。痛みがない範囲で動かしながら、呼吸法などを行いながら徐々に可動域を広げていきます。

「肩が痛くて腕が上がらない」「腰が痛くて歩くのがつらい」「膝が痛いのを我慢して歩いている」

このような方々が、呼吸法を取り入れたストレッチを併用して改善していかれてます。痛みが長く続いている場合に試してみてほしい方法です。

体が重い、だるいときに

こちらは基本の手のひらストレッチ。体がだるいなと思ったときに試してみてください。