お腹をこわしやすい、体がだるい、浮腫、雨の日に体調を崩しやすいという方へ
東洋医学をもっと身近に、ということで、不調の原因から対策、実践できることをお伝えしています。
今回は、五行の脾(消化吸収)について。
五行は、木、火、土、金、水とあり、その中でも五臓は、それぞれ肝、心、脾、肺、腎が配当されています。いくつかを表にしてみました。
五臓の脾の、五気、五色、五味、五志、五労を見ていただくと、湿、黄、甘味、思う、久坐となります。
脾からの不調としてー
湿は、体内が湿気っているイメージ。下痢や軟便の人に多い体質で、倦怠感、浮腫、雨の日に体調を崩しやすいなどの症状があります。
黄色いものや甘味がバランスを整えてくれますが、甘味=湿なので、とくに湿体質の人には厳禁ということになります。
思うは、くよくよ考えすぎてしまうなど。久坐は、長く座っていることで脾のバランスが崩れるということになります。
それでは、改善するために実践できることとは、
上記の不調があるという人は、脾の場合はまず食べ物から見直してみましょう。
湿を取ってくれる食材は、大根、豆類、きのこ、海藻など。甘味は疲れを取ってくれたり、気分を落ち着かせてくれます。ただとくに湿の人は要注意。どうしても食べたいというときは、甘味を取ったら大根を食べてリセットみたいにしてもいいですね。我慢してストレスを溜め込むのもまた心身に良くないですもんね。
あと、脾は四肢とも関連があります。胃腸の調子が良くない、食欲不振などのときは、歩くことで四肢を動かし、脾が働いてくれるようになります。食欲を改善したいときは試してみてくださいね。
東洋医学をもっと身近に!
まずは自分でできることから始めてみてくださいね。