イライラするとき、イライラさせないために

 

東洋医学をもっと身近に、ということで、今回は五行の肝についてご紹介したいと思います。

五行は、木、火、土、金、水とあり、その中でも五臓は、それぞれ肝、心、脾、肺、腎が配当されています。いくつかを表にしてみました。

例えば、わかりやすいところで、五臓、五志、五色、五味を見ていただくと、五行の木は、それぞれ、肝、怒、青、酸になります。五臓の肝が、感情の怒り、色では青、味は酸味と関連しているということになります。

怒りの感情が溢れると、肝に影響が出るということになり、肌の色も青っぽくなるということになります。これは、青いもの(緑のもの)や酸味を取り入れることで、怒りの感情を鎮めることができるということにもなります。反対に、青いもの、酸味を欲してるときには、ストレスが溜まっているのかなと気づくきっかけにもなります。

自身に取り入れることももちろん、会う相手に穏やかな状態でいてもらうために、青い服を着るという使い方もできます。視界に青いものがあることで、気持ちを落ち着かせる効果があるということですね。

イライラしてしまうときには、食べ物だけでなく、持ち物にも青を取り入れてみる。まずは自分が穏やかでいること。そして、周りにも良い影響を与えていきたいですね。