手のひらが持つ温もり、安心感で痛みが消える
例えば、お腹が痛いとき、私たちは無意識のうちに手でお腹をさすります。どこかに足をぶつけたときも、さすると痛みが和らぎます。お母さんが子どもに手を当てると、温もりや安心感で、緩んで痛みが消えていく感覚になります。これは、「手当て」と言われているもので、古くから手を当てると病気が治るという言い伝えもあったようです。
私たちの体には、全身にツボ、ツボとツボを結ぶ経絡があります。これは身体の不調がわかるものでもあり、それを改善することのできるポイントにもなります。
今回は、このツボの中でもダイエットに関してのツボをご紹介します。ツボへの刺激の方法にはいくつかあり、症状によって、指で押す、さする、まわす、左右、圧をかけるなどの手技があります。これは、五臓六腑にも関係し、深さも違ってきます。
今回のポイントは、ご自身で行う場合は、安全のためにも、さすりながら軽く押すか、つまみ上げて刺激することをおすすめします。ツボの位置は決まっていても、人によって微妙に違うこともあるので、やさしく触れながら、感覚が変わるところを探してみてください。
ダイエットのツボ、天枢（てんすう）
位置は、おへその横、指3本分のところ。左右対称です。おへその周りには、代謝アップ、デトックスなど、ダイエット関連のツボが集中しています。便秘にも効果的で、むくみの解消、美肌にもつながるところです。
温まっているときがより効果的ですので、バスタブに浸かりながら、もしくはベッドに横になるなど、リラックスして行ってみてください。
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